お役立ち情報

Technical explanation技術解説

<おことわり>
本資料を作成してから時間が経過している場合がありますので、最新の情報を反映していない部分がございますが、引き続き掲載させていただきます。必要に応じて最新の情報をお調べいただいた上で、ご活用いただければ幸いです。

Basics of contactless tag / Label RFID (electronic tag)非接触タグ・ラベルRFID(電子タグ)の基礎

RFIDとは、Radio Frequency IDentification の略で、 タグ・ラベル・カード中の電子回路に書き込まれた情報を、電波・電磁波で読取り書込みするシステムです。

主な特長

  • 非接触でデータの読み出し・書き換えが可能。
  • 汚れ、障害物に影響を受けにくい。(金属などの障害物は除く)
  • 複数タグ(ラベルほか)と同時読取り ・書込み可能。(アンチコリジョン機能搭載時)
  • 通信チェック機能により高信頼性交信ができます。

RFIDの伝送方式の種類

静電結合方式

  • 静電気による誘導作用を利用……交信距離は最大数mm
  • 電磁結合により電源供給されアンテナとタグとの交信距離も1mmと密なため、混信や電気的ノイズに強い。

電磁結合方式

  • 密に結合した電磁誘導作用を利用……交信距離は最大数cm
  • 交流磁界によるコイルの相互誘導・電磁誘導により、交信・電源供給、交信距離が短くノイズに強い。自動車や家電の生産コンベアで利用されています。
電磁結合方式

電磁誘導方式

  • 電磁誘導作用を利用……交信距離は最大1m程度
  • 主に250kHz以下、13.56MHz帯の長・中波帯の電磁波を利用しIDタグとアンテナのコイル間での誘起電圧で交信。従ってこの誘起電圧の強さは、アンテナの磁束の強さと、IDタグのコイルの巻き数によります。この方式は市場での製品種類も一番多く、工場、道路等の悪環境でも使用できます。
電磁誘導方式

マイクロ波方式

  • マイクロ波帯の電波を利用……交信距離は最大5m程度
  • 2.45GHz帯のマイクロ波を使用し交信します。IDタグとしては最長5m(電池内蔵タイプ)と長距離交信が可能ですが、電池レスの場合は数十センチと短くなり、かつ、雨・湿気のような水分にも影響を受けやすくなります。
電磁誘導方式

※交信距離は、ご使用環境により大幅に変化する事があります。